日本人とマネジメント
以前書いたこの記事の続き。
とりあえず箇条書きの殴り書きにする。
- 日本人は技術的に独創性がないというのは昔言われていた話だけど、必ずしもそうとは思わない。むしろ独創的なアイディアを持ってる人はたくさんいて、それを管理して、育てる良きPMがいないから死の谷を乗り越えられない。
- アイディアマンは実はたくさんいる。
- 日本人の個人個人はとても優秀であり、色んなことを一人でできてしまう。
- 日本人は仕事が好きであると思われているが、実は仕事を仕事と思っていない節がある。
- 日本人はドキュメンテーションが苦手で、体系だった知識を構築することがない。
- マネジメントの不在なんていうのは昔から言われていたことで、日本の経営者と、アジアの経営者を比べても経営者としての手腕は韓国とか、中国とか、台湾の経営者の方が断然上。自分で先頭に立ってリーダーシップをとる姿はまさに圧巻で、これは欧州とか、アメリカのリーダーにも言える。多分、経営者としての教育を受けたかどうかによるところが大きい。
- 日本人はチームワークが得意というけれど、実は決してそんなことはない。スタンドプレーヤーの集合体が実は日本の組織である。究極のスタンドプレーの集合がうまく噛み合ったときにチームワークが発揮される。日本人の伝統競技には団体で争うものがなく、いつも剣道とか、柔道とか、自分と向き合ってきた。
- 知識体系の構築というのは実は欧米の人の方が多分得意。日本人の作ったマニュアルと、欧米のマニュアルでは厚さが倍以上違う。
- 日本人が組織だった動きが苦手というのであれば、これまでの歴代の政権を運営してきた歴史上の支配者たちはどうなんだと言われるとそこはまた考えないといけないところ。