民主化ドミノ倒しの中での朝鮮半島情勢

 オリンピックが東京に決まって、そのニュース一色な訳ですが、あれはなんで東京でやる意義があるかって問われて、どう答えるのか見物です。まあロンドンがオリンピックをやってなかったら、あの街は完全に忘れ去られた欧州の島国の首都になっていた訳で、東京もそれと同じかなと。

 大概、オリンピックなんて、ギリシャとか、ブラジルとか、オーストラリアとか、中国みたいな田舎か、定期的に生存確認が必要なそれなりの先進国の持ち回りでやるもんじゃないんでしょうか。最近はオリンピック発祥の地とか、曰くがありましたが。これまでの所、僕の記憶では。まあアトランタとか、大都市かって話なんですが。

 

花の革命とアラブの春

 所で、最近シリア情勢が喧しいですが、あれはシリアの後ろに中国とロシアがいるから何があれでアメリカが艦艇出したのでしょうか。シリア反体制派を代理人にして体制派を倒して、中東からの中国とロシアの影響力を排除したい思惑がアメリカにあるように見受けられます。ビリアのカダフィ政権はその結果の一部です。

 ここで、シリアはgdgdになったから仕方なく攻撃に走ったのでしょうが、今頃アメリカの中の人達は代理人との関係を示す証拠を消す作業に入ったんでしょうか。

 因にこれまでの所、アラブの春というのは、親米的というか、米軍を駐留させているサウジアラビアと、イラン以外の国で起こってる感じでしょうか。次はイランかと思いつつ、どうなんだろう。因にフセインが親米的な政策を取ってたのにぶっ転がされたのは謎です。あと、更に内陸側に、何とかニスタンみたいな国がありますが、そこまでアメリカが手を伸ばす価値があるか、又は、ソ連のハートランドへの侵入をロシアが許容するのはいつのことになるのかという点で興味深いですが、まあきっとその頃には世界中がアメリカのN番目の州とかになってる頃です。

 与太話はどーでもよくて、同じようなことが東欧でもありました。

 ヨーロッパの西側と言われる国々と、ソ連の間に緩衝国家のような形で、東欧諸国がありましたが、これらはソ連の第二次世界大戦のときの戦利品で、前線をベラルーシウクライナから東西ドイツの国境まで拡張できたということで、スターリンさん大勝利です。対して、イギリス、フランスの連合国はボロ負けです。なんであんな戦争したのか意味が分かりません。やすやすとポーランド、チェコ、スロバキアをソ連に渡すとか、マジでバカです。あれらの国の国内、というか、政権内にソ連の代理人がいたとしか思えません。

 で、ヨーロッパ半島を盤石の体制で支配するためには、大陸の付け根の東欧諸国を支配しての通路確保が必要な訳で、バルト三国、ポーランド、チェコスロバキア、ルーマニアの、ロシア外縁をロシアから引き剥がしたのが冷戦の終結であり、ベラルーシウクライナを、花の革命だか、色の革命だかで内縁深くまで切り込んだという認識です。

 あれで一時期ウクライナがアメリカに転びかけましたが、ロシアに嫌がらせされたり、首相が毒殺されかけたり、何があれな感じで、今も壮絶な暗闘が繰り広げられていることと思います。しかし、アメリカのエージェントが公然と外国メディアに出て親EU政権の応援をしていたオレンジ革命は衝撃的ですらありました。あいつらよく生きて帰ったな。今も生きてるかしらないけど。

マレー半島とベトナム戦争のトラウマ

 このように中東、欧州では割と盤石な体制で、ロシアをボコるアップをしているアメリカですが、アジアではどうかというと、そもそもインドと中国は仲悪いから放置でおkで、でマレー半島は、ということになると、どうしてもベトナムの思い出がよぎるのでしょう。第二次世界大戦後初めてのアメリカの失態がベトナムとも言えます。

 嬉しい誤算としては、中国とベトナムが歴史的に仲の悪いことで、呉とか越とか、しょっちゅう中国の外縁から中国へちょっかいを掛けてた連中だったっていうことでしょうか。まあアメリカの中の人も歴史は知っていてもこういう歴史感覚はなかったということなのだろうなあと思っています。

 あそこでマレー半島に至るベトナムをソ連に取られたのは痛かったはず。多分。でもベトナム勝手にソ連から離れたし。あと、クメールルージュはよく知らない。どうやってボコられたのか。まだ調べてない。

民主化ドミノ倒しの中での東アジア情勢

 じゃあ東アジアはどうなのというと、ヨーロッパ半島をものすごーくみみっちくスケールダウンしたのが朝鮮半島といえるのではないでしょうか。で、韓国と日本の生存は中国との北朝鮮の分捕り合いの結果如何によるというのが、これまで花の革命を見てきた我々の知見です。が、じゃあいつやるのって話なんだけど、そもそもやるかどうか分らないです。

 ただし、アフガン戦争、アラブの春、花の革命で、ロシアをアフリカ、インド洋、欧州方面への出口を塞いで、外縁部をはぎ取ってきたというアメリカのやり方を我々は目の当たりにした訳ですが、じゃあ東アジアは何も起こらないかというと、何も起こらないと考えるのが不思議です。折しも中国が日本に対してかなり挑戦的な態度をとってきている所です。ここで、中国に取っての一番の脅威は実は喉元の北朝鮮の民主化に他なりません。民主化というよりも、親米政権化。

 ということで、いずれ北朝鮮の民主化が起こってしまうのではないでしょうか。それを何とか革命とか、何とかの春とかいうのかは分らないし、いつになるのかは分りませんが。または直接北朝鮮が中国に攻撃を仕掛けるとか。これはあるかないか知らないけど。もっともここまで色んなもんをはぎ取られるとロシアなり中国なりも焦るでしょうから、中の人達はテーブルの下側で壮絶な脚の踏み合いをしている頃と思案しています。いつ頃表に出てくるか、それとも表にでないうちに何となく変わってしまっているか。

オリンピックの東京開催

 東京に決まったみたいで良かったですね。震災と原発の事故があって、色々としょぼーんとなって、その矢先にオリンピックが決まって、このままだと日本は数多ある新興国とかに埋もれて忘れられてしまいそうになる中で、思い出されるようになってよかったんじゃないですかね。やっぱ東京でやると国の意気込みが違いますね。大阪でやろうとしたときはあそこまで熱心だたかっつー話です。

 2016年のオリンピックに東京が立候補して、その計画を見たときは石原さんの肝煎りかと思ったものですが、今となっては引退した身で、一体誰が何の思惑を持ってとか下衆の勘ぐりをしてしまう今日この頃。あれはお台場辺りを東京オリンピックを使って一気に街を作ってしまおうというあれなんだろうなあと思ったり思わなかったり。どう考えてもゆりかもめ一本じゃアクセス悪いですよね。

 で、計画を見てみると、コンパクトなオリンピックだとかで、まあいいんじゃないでしょうか。下のリンク先に、開催計画地がのってますが、大体は湾岸地域と、1964年の東京オリンピックのときの施設のリニューアルと言うことでしょうか。

 東京都の意図としては、東京の中心はあくまで今のまま動かさないということなのでしょうか。興味ないからどうでもいいけれど。それにしても、これからの東京の整備も大変ですね。まあ東京都の職員なんて生まれ育ちが東京、3代続いてずっと江戸っ子なんていうのはあんまいなくて、別に東京に何の思い入れもないような連中が後先考えないで適当なことやって、人の地元荒し回ってる訳だからお仕事お仕事するんでしょうね。まあ地上の星っすよね、地上の星。日本で一番平均給与が高い職場ですから優秀な人が集まるんじゃないっすかね、東京都。まあ精々いい仕事してくださいな。片田舎から見守ってます。

http://www.nippon.com/ja/features/h00036/

 

 他の候補地の絡みでいえば、日本はスペインの経済危機や、トルコの反政府運動よりも、日本の震災からの原発事故の方がリスクが少ないと世界が判断されたということで、まあ良いんじゃないっすかね。これから日本の安全を大々的に喧伝して、世界から観光客を沢山呼んでお金落としてもらえばいいと思います。ただし中国は上海市民に限るな。

憲法についての現実的な話

 憲法の改正をするかもみたいな話になってる訳ですが、その話をする上で誰もが注目するのが憲法の第9条な訳ですが、で、この戦争を放棄するという条文をどう扱うかということで、世論が分かれる所なのではないかと考えています。で、その議論をするにあたって、前提をいくつか考えなければならないと思う訳ですが、現実的に考えると、戦争なんていうものは古来天地開闢以来世界中至る所、生物界のありとあらゆる所で勃発している訳でして、これは最早疑うまでもなく我々浮き世に生きる人間、生き物の業のなせる業なのであろうと推測するしかありません。

 そういうことで、ない方がいいけれど、戦争というものは厳然として世界中で行われていて、更に起こる可能性があるということを認めざるを得ません。戦争はなくなればいいとか、何故戦争が起こるのか、その原因を排除すれば戦争がなくなる、というのはまた別のお話。

 で、戦争は望もうと望まずともあって、しかも自国が巻き込まれる可能性があるという前提を考えたときに、では我々はそのような状況に対してどのような考え方で望むかということを明らかにしないといけない訳ですが、そのようなときに、戦争、紛争の解決の手段としての戦力を放棄するという考え方を是とするか、非とするか。多くの人が是としても構わないということで自民党に投票したということなのでしょう。

 これが本来普通の国としてのあるべき姿であるとか、そういう面倒なことを考える訳でもないですが、時代も変わったものだと思います。

第一列島線と東北工程

日本と台湾とフィリピンとベトナム

 中国というのは領土的野心を隠さない国でして、第一列島線と、第二列島線というの対米軍事戦略上制海権を握っておくべきという線を日本の島の一部を跨いで設定しています。そして第一列島線の中にはベトナムの島と台湾が丸っと収まっています。因に第二列島線にはフィリピンが丸ごとと太平洋側の日本の島が収まっています。

 別にここを中国の領土とするといってる訳ではないですが、こういうことを領土的野心を持たず外へ発信するとは思えないし、思わないでしょう。だから、我々としては中国は日本とフィリピンを併呑するつもりがあるかもしれないと思う訳です。そういうことで、中国関係で護衛艦とか巡視艇を大量発注する訳です。ゴチになります。

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北朝鮮と韓国

 一方で、第一列島線の中には北朝鮮と韓国が含まれています。

 更に東北工程というのを中国が出して、高句麗渤海は中国に属していたということをいっています。日本人としては、高句麗は朝鮮人、渤海満州地方の民族が統治していたと教わっていますが、さに非ずのようです。確かに地図を見ると今は中国の朝鮮族が住んでいるらしい所らしいので、中国のいい分にも一理あるようにも思えますが、それであれば高句麗の一部とか、渤海の一部というような穏当な表現があるようにも思えます。

 この言い方であれば中国は歴史から改竄して朝鮮半島に対して領土的野心を持っていると北朝鮮と韓国としては考えるのではないでしょうか。韓国はまだ間に北朝鮮があるからいいですが、北朝鮮としては直接国境を接しており、更に逆側には敵対的な韓国がある訳で、挟み撃ちにされる恐ろしさは半端ないと思います。

 もしかしたら北朝鮮の核開発は中国に向けてのものなんじゃないかと思えるくらいエグいことをします。北朝鮮としても当然国体を維持していかなければいけないので、なりふり構っていられません。

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ロシアとモンゴル

 ソ連崩壊後のロシアでは住民のシベリアへの固定ができなくなりつつあり、そこへ中国人が越境しつつあり、いずれシベリアが中国に乗っ取られてしまうのではないかと思われているらしいです。

 

東アジアの Hot War

 我々が一番危惧するのは、このように領土的野心をむき出しにする中国に対して領土を乗っ取られないで、更に、hot warに巻き込まれないことではないでしょうか。最悪、hot warが起こったとしても、自分達戦争に巻き込まれず、傍観者で居て、その戦争で中国がダメージを受けて、足腰立たなくなることです。

 では誰がその鉄砲玉になるか。

 日本人としては、今のような物も金もある便利な生活が失われるのが嫌だし、戦争になると前の戦争の思い出が残っているので、まず難しいでしょう。個人的にも日本の国際が爆下げになって、税金が上がりそうなので嫌です。能力的にはあるようにも見えます。

 ではその他の台湾、北朝鮮、韓国、フィリピン、ベトナムはどうでしょうか。

 まず、韓国は中国とは直接国境を接していないので関係ないです。更に北朝鮮の一部が中国になった所で、彼らはそもそも北朝鮮と統一なんてする気がないでしょうから、この件については無関係です。

 台湾はアモイのあたりから毎日毎日、金門島までミサイルをぶっ放されていたことがあって、これもある意味hot warな訳ですが、中国に致命的な一発をぶちかますことはあるのでしょうか。まだ中国と台湾の軍事バランスは海軍力では台湾に一日の長があるようにいわれています。

 フィリピンはまた米軍をスービックへ誘致しようとしているらしいので、そもそもその能力はないでしょう。ベトナムはちょっと分りませんが、もしかしたら中越戦争の再来があるかもしれません。

 北朝鮮はもしかするともしかして核兵器だかミサイルを使って一発あるかもしれません。もともと捨てるものがないし。

 こういうことで、何かあるとしたら、日本、ベトナム、北朝鮮と中国の間で何かあるかもしれません。どうか日本でありませんように。

終戦の日近傍にあたって

 もう10日くらい経ってるんですが、終戦の日があり、僕が子供の自分には戦争についてのテレビ番組が多く組まれていましたが、最近は大分少なくなってきました。それもそのはずで、もう戦後70年近くたってる訳です。70年前のことを思い出してといった所で、思い出すのは当時子供だったり、若手だったりした人達で、70歳以上の人になる訳です。もっとも若い人で70歳くらいでしょうか。その人達が亡くなった後は戦争を思い出して悲惨さを語る人達は居なくなります。

 さて、僕が子供の頃といえば、70年前といえば、日韓併合やら、第一次世界大戦やらの時代です。僕が子供の頃に70年前のことを思い出してといってもまあ、なんか変な感じです。そういうことで記憶も薄まっていくのじゃないでしょうか。いずれ第二次世界大戦も時代劇になる日が来ると思います。

 以下、終戦の日に当たって思ったことを徒然と。因に僕くらいの年だと祖父祖母が戦争を経験した世代かと思います。

戦争に負けるということ

 第二次世界大戦ですが、最近では日本の従軍慰安婦がとか、原爆が広島と長崎に落とされて、沖縄では陸上戦があって悲惨だったとか、シベリアに抑留されたとか、なんとかいわれていますが、それはそれで別のお話だと思ってます。戦争が悲惨なのは、あの時代の戦術を考えれば当たり前です。

 戦争は悲惨だからやめましょうというのも一つの考え方だとも思います。

 もう一方で、今回の戦争で日本が学んだことといえば総力戦の枠組みの中では戦争に負けるということは国としての有り様を真っ向から否定され、変なアメリカ人の作った憲法を押し付けられ、工業生産力、農業生産力を弱体化させられるような、過度経済力集中防止法とか農地改革とかやらされて、更に宮家制度を廃止させられ国家元首の血筋が緩やかに先簿そっていき、そう遠くない未来にいなくなるような憂き目にあうということだと思います。余りにもその手の教育が上手くいきすぎて気付いていない人が多い気がしますが。

 日本にとっての戦争はサンフランシスコ講和条約まで続いていて、その前の東京裁判では、軍人が処刑されて自分達が悪いということを刷り込まれ、シベリアに民間人を連行され、奴隷のような扱いを受けました。これがおかしいことなのか、おかしくないことなのか、違和感を持つのか、持たないのか、この辺の感覚が割と重要かと思います。

 そういうことで、東京裁判で日本の軍人を処刑して、戦意をくじいて、憲法で戦争を禁止させて、法律的に戦争できないことにして、軍隊も解散させて、更に占領国家の軍隊が駐留している状態になっています。これが何かというと、日本に軍事力を行使する力はなくて、更に他国の軍隊が日本に駐留して、こういう状態をある意味で植民地と見ることも出来るのではないでしょうか。

 だから日本もご家庭の教育で、戦争に負けると、このような扱いを受けることがままありますというのをもっと強調するべきなんじゃないでしょうか。過ちは繰り返しませんという言葉がありますが、一番の過ちは戦争に負けたこと、負ける戦に巻き込まれたことです。

 

戦後レジームからの脱却

 で、こういう状態が継続してしまっているのを更に引っ張ろうと、憲法改正反対とかいってる団体の方々が居られますが、それって偏に彼らが嫌いなアメリカ帝国主義の傘下にある日本を更に強固にさせるくらいのことしか効果がないです。あの人達、実はアメリカの中の人に金もらって憲法改悪反対とかいってるんじゃないでしょうか。

 まああの手の連中は、憲法改悪反対で、更にその上、米軍は日本から出て行けということなので、その主張が認められるとまた別の国が軍事的空白を狙って日本に入ってくる訳で、それはそれで金主がまた別の所に居るのでしょう。

 話を戻すと、上のような話は戦後レジームといわれているようで、それからの脱却を安倍首相が訴えていた訳ですが、そもそも戦後レジームとは何かということを知らないと脱却できない訳で、では戦後レジームとはといったときに、みんな戦後レジームの中で生きてきたので、そうでない状態をイメージするのが難しいのではないでしょうか。

 そのときのキーワードになるのが、日本のポツダム宣言受諾からレッドパージ、所謂逆コース政策の間までの政治的なキーワードになるのではないでしょうか。

 

本当の戦勝国

 第二次世界大戦の結果を見て、勝った国はどこかというと、ソ連、中国共産党、アメリカで、その他の国はボロ負けになっています。

 ソ連は東欧、北朝鮮を手に入れ、中国共産党蒋介石を台湾に追い出して中国を手に入れ、アメリカは日本をフルボッコにして太平洋の西側を手に入れました。

 一方で、日本は江戸時代の終わりまで領土を減らし、台湾は共産党に侵略され、イギリスは大英帝国がタダの島国になり、フランスはベトナムを失い、更に後にアフリカを失います。オランダもインドネシアを失い、ただの海っぺりの小国になってしまいます。中国国民党は中国を失い、台湾へ逃げ込みます。更に、ドイツは日本と同じ憂き目に遭い、更に東西に分断されてしまいます。

 戦勝国は国際連合ということになりますが、戦後の有り様を見るにつけ、本当に戦争に勝ったのはソ連、中国、アメリカだけで、あとはみんな共倒れになっているように見えます。このような中で誰がどのような意志を持って戦争を遂行したのか、考えてみると面白いのではないでしょうか。

 因に日本の中枢にずっとソ連のスパイが入り込んでいたというお話もあります。今も昔も。あと、陰謀論が嫌いな人が沢山居ますが、陰謀論がバカだという人は何か重要なことをなすときに、それが後ろ暗いことで、なした後にそれをバカ正直に言うかというと、いわない訳で、表には出てこないです。例えば受注取るときに賄賂渡したとか。で、じゃあ、国家と国家が対峙するときに限っては事後に企みを全て公開しますとか、そういうバカなことが有り得ると考えてるんでしょうか?もしくはそういう連中から金を握らされているとか、そういう連中と付き合って、刷り込まれているとか。

 シベリアに祖父と曾祖父が抑留されたわたくしとしてましては今後も継続的にソ連をdisっていきたいと思います。

韓国の扱い方

韓国とその他の国の比較

 昨日の話の続きになるのですが、韓国というと、隣の国ですから、色々と話題になる訳ですが、じゃあ実際にどういう国かというのを見てみます。手っ取り早く、国土面積、人口、GDPくらいからでしょうか。

 日本韓国中国インドネシア
人口 1億2600万人 5000万人 13億4133万人 2億2965万人
国土面積 377,914 km2 100,210km2 9,596,960km2 1,919,440km2
GDP 4兆6168億ドル 1兆6220億ドル 12兆3820億ドル 9082億ドル

 ということで、国土面積で日本の1/4から1/3、人口で日本の半分、GDPに至っては為替の影響もありますが、日本の1/4程度の国です。正直なところ、商売相手としてどうでしょうというところじゃないでしょうか。そりゃ中国のインパクトに比べると大分小さいです。

 そのほかに中国とインドネシアの数字も載せてみましたが、中国のインパクトは絶大だとしても、インドネシアに比べても韓国は国土面積で約1/20で、人口で1/4程度しかないです。しかもGDPではそろそろインドネシアに追いつかかねない勢いです。将来性を考えたら、韓国は十分に発達してしまって、しかもカントリーリスクもあるわけで、それよりは商売を考えたらインドネシアと付き合った方が妥当なんじゃないかと考えるサラリーマンの方が多いんじゃないでしょうか。

韓国と歴史問題

 高々そんな程度の国に、一時植民地として支配していて、それが気に食わないからって言ってつっかかってくるような連中なら無視しておいた方が得な気がします。別にマーケットが大きい訳でもないし、そもそもマーケットの成長が期待できる訳でもないし。むしろ商売敵になる国ですから、政治の話は置いといて、商売考えたらあんまおいしくない。

 だったら一時期日本が占領していたとしても面倒なことを言わないし、面積も人口も大きいし、これからの成長が見込めるインドネシアの方が魅力的じゃないでしょうか。しかもあっちは資源も出るし。

 そもそもが日本に併合されたのも、ロシアの極東進出に対して、日本にとって最重要な前線(鴨緑江)を国内に抱えていつつも、碌に国としての体を為してなかったから日本が日清戦争で清に対して朝鮮の独立を認めされたのに、その後でろくな国としての体制を作れなかった韓国が問題なのであって、そんなもん日本の平和を考えたら併合されて当たり前です。むしろロシアや中国の支配下に入らなかったのを感謝されて然るべきです。

 なので韓国は歴史がどーたらこーたらとかいって日本にいちゃもんをつける前に、自分達の祖先がろくに国を作ってこられなかったことを十分に反省するべきだと思うのです。日本なんて、植民地にしたのに、日本で商売しやすいように日本語教えてやって、更には日本的な名前を名乗る権利まで与えてやったのですから。

韓国とTPP

 そして、ヨーロッパにはEUというアンチロシアで固まった共同体があります。

 EUはというと、もともとは石炭関係の共同体であるECCというのが第二次世界大戦の頃にあった訳ですが、それが順調に成長して、今ではロシアを仲間はずれにした上で、アメリカのドルに対向しうる通貨圏を形成する連合体を目指しています。多分。

 一方で、最近はTPPなんていうのが喧しいですが、あれの参加国を見ると、これが中国を外しのクラブになってる訳です。中国がTPPに入らないなら参加する意味がないなんていってるバカは面を洗って出直してほしいと思うところ。

 で、そのTPPに韓国が入ってない訳ですが、これはどういうことなのでしょうか。まあ韓国は太平洋に面してないので、TPPに入るのもおかしいですが。TPP参加国から声が掛からなかったということは最早韓国は中国を押さえ込む上で屁の突っ張りにもならないと認識されているということなんでしょうか。というか、そうとしか思えないです。

アメリカが韓国を捨てる日

 韓国には在韓米軍というのが、日本と同じようにあり、それと別に韓国も軍隊を持ってる訳ですが、その韓国の軍隊の非常時の指揮権はアメリカ軍にあって、それを戦時作戦統制権というらしいです。なお、多国籍軍とかで、色んな国の軍隊が集まって行動をするときには、トップが沢山居ると混乱するので、多国籍軍の指揮権は米軍の指揮官が持つことが多いらしいです。

 今のところは韓国の非常時の作戦統制権は米軍が持ってますが、それを韓国へ引き渡すという案件があるようです。2015年12月にそれが行われるらしいですが、本当は2012年4月だったのを韓国からの要請で2015年12月に後ろ倒しにしたらしいです。

 韓国くらいなら独立国家として、自分の国の軍隊の指揮権を自国の軍隊が持つのは当たり前というのは想像ができる訳だけど、それを後ろ倒しにするなんていうのは、ガチでアメリカが韓国を捨てる日が近いことを予感しているんじゃないでしょうか。

 当初、米韓両国は2012年4月に戻すことにしていた。しかし、「早期返還」には韓国軍の元老や保守系メディアの強い反対もあり、その時期を2015年12月へと延期している。
 作戦統制権とは軍部隊を指揮する権限のこと。米韓両国は、2015年12月に韓国軍の戦争時の統制権を米国から韓国に返す予定だ。7月17日、聯合ニュースがワシントン発で報じた1本の特ダネが韓国を揺さぶった。見出しは「韓国、米国に『戦時作戦統制権の返還』再延期を提案」だ。
 これに伴い、米軍が在韓米軍の兵力を大幅に削減する可能性が出てくる。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20130730/251726/?rt=nocnt#Message-complete 
http://military38.com/archives/30185172.html

 この中で在韓米軍の縮小もあり得るかもってあって、在韓米軍って恐らく米軍の中ではある種の既得権益なんだろけれど、それでもそれを手放してもいいくらい韓国に米軍を置いておく必要はなくて、2012年にはいなくても良くなったけど、韓国の要請で2015年12月までは面倒見てやるということのように見える。

 で、2015年12月って、 半端な時期なのはなんでだろう。2012年4月は年度替わりで分るけど、12月とか、半端だ。

 今は2013年8月で、2012年4月より後なので、既にアメリカにとって韓国は軍隊を駐留させておく必要もないし、韓国が大規模な戦闘が起こるリスクもほぼないし、そもそも戦争に巻き込まれたところで手を出す価値もない国になってるということでしょう。

 建前としては韓国の仮想敵は北朝鮮で、北朝鮮からの攻撃が怖いから在韓米軍を駐留してるという理解でいます。まあ、韓国という国はお気楽な国で、首都のソウルから100km以内に仮想敵国の北朝鮮との国境の川があったりします。ミサイル飛ばすよりも北朝鮮からの難民を1万人くらい韓国側へこっそり渡せばすぐにソウルに到達するのではないでしょうか。感覚でいえば、東京駅から八王子とか、宇都宮とか、静岡辺りに北朝鮮の国境の川があって、川渡って、車1時間も転がせばソウルまで来る訳です。

 そういう風にすぐに仮想敵国に首都が侵入されるような危険な状況にある韓国から米軍を引くというのは、別に北朝鮮は未来永劫韓国とことを構える気もないし、別に韓国が北朝鮮にボコられてもアメリカとしては東アジア戦略を進める上では別に構わないという意思表示にも見えます。

 また、その後の2015年というのは、2015年12月までは嫌々ながらも韓国で何かあったら面倒は見るけれど、その後は逆に韓国で何かことがおこったときにアメリカが巻き込まれるのマジ勘弁という意思表示のような気がします。2015年12月までに何が起こるかは分りませんが。

 

 いずれにしろ、それに伴い、日本にとっての対中国北部、対北朝鮮の最前線は韓国だったのが、前線が後退して、日本海のあたりになる訳で、これはマジで困る訳です。困る訳ですが、なぜアメリカが前線を日本海まで下げるようなことをするつもりなのか、別にそれで問題ないと踏んだからなのかもしれません。

 思い起こせば、日清戦争の事の起こりは領土的野心を隠さないロシアに対して、前線を日本海から北朝鮮とロシア、清との国境まで引き上げることだった訳ですが、現在は戦術的にはそこまで前線を引き上げる必要がないということなのでしょうか。

それとも前線は北朝鮮の鴨緑江であって、今のところはどの国と戦争をしてもボコボコに負けるしかない北朝鮮がそこを支配して、尚かつ各国に恫喝を繰り広げてるからある意味で安パイということなのかもしれません。そうであれば、別に基地外がかってに最前線を占拠して周りの国々に喚き散らしているので、韓国は最前線でもなんでもないということかもしれません。確かに、日露戦争の陸軍側の最前線は鴨緑江でした。

古くより朝鮮半島中国大陸満洲の接点として重要な河川であった。

三国時代には中流域(現・集安市)に高句麗が丸都城を置いた。高麗王朝末期に朝鮮王朝太祖の李成桂(イ・ソンゲ)が政府に反旗を翻したのは鴨緑江中州威化島だった。朝鮮王朝は鴨緑江をその領域の北界とした。

日露戦争時には日本軍ロシア軍が激戦を繰り広げた(鴨緑江会戦)。また、朝鮮戦争時には北朝鮮軍を支援する中国軍鴨緑江を越え、国連軍が両国を結ぶ鴨緑江沿いの要衝に爆撃を行った。

 http://ja.wikipedia.org/wiki/鴨緑江

 もしこの推測が当たってるとしたら、北朝鮮を日本ないし、アメリカが餌付けして、中国がこないように鴨緑江で頑張っとけとやってるのでしょうか。でないと、アメリカが韓国から戦力を後退させる理由にはなりません。 

 確かに最近は朝鮮総連の土地を日本の保守派と目される人達が人の手に回るのを阻止するような動きが見られたし、パチンコ屋を使った北朝鮮への送金や、その他北朝鮮に甘い動きがあるように見受けられます。

 じゃあ北朝鮮と仲の悪い日本の保守の人たちはどうなんでしょうか、2ch的には荒れる話なんでしょうが、あれも中に色んな人がいて、その一例として、

44 :◆y1qI.DyUTs []:2008/05/23(金) 20:02:24.91 id:KUYqX/7I0         ,.. --- ..
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   ノ:..:..:./:..  ̄: :7´:―― : :|‐: :´、: ヽヽ  
  ー-/:..:.i:../:. : : ,/:..:.:イ:.ハ:.. : j:.. :}:.、ヽ:. トヽ  統一教会は今でも自民党に寄生しており、
    !:..:..:|:.{/:..ィ_jz≦ノ ' }:./_}_イ:. } |:.|||  保守派の議員に多少の影響を与えている
    Vl:.:.|:. Vl´「_ 、` ノ′ _ノ:ソ:イ: リ ノ   
.      }:ハ: : l f7「::`ハ   /:::7}7イ:/}/     麻生太郎安倍晋三などの保守派議員は
     ノヘーl、: :!VZツ     ヒ:ノ/:.//       統一教会と親・祖父の代から親交がある
        `ィヘ:ト、 _   _   ノ:イ/        今、どの程度仲が良いのかは不明
      rく、\` ヽ二コ:千:|K、′        
      |:..:ヽヽ\: :Yニ|: :!:/j!:.l
      ト:..:..:.\ヽ\!r|┴=ミ!r ァ7       ちなみに自民党ご用達の産経新聞は
     |!::.:..:.ヽ\ヽ|!    /7 /        統一教会への批判がやや弱腰な傾向がある
      j::.l::..:..:.⌒ーァ⌒}   / / /^}
      |::.:.\::..::.::.::>ー'―-L∠_¨´
      l::.::.:..:. ̄ ̄ト 、, --、―弋i
       ヽ::.:..:..:.::..∧/    ヽ  i _ .. -―
       ``ーニ´/ー-、   | _|
       _. -―  ̄  ト―.:「:.:l
                 ヽ:..__:L_|
                ヽ.__)ノ 

http://himasoku.com/archives/51285514.html

な人も居て、今の首相なんて、まんまあれですし、児童ポルノ法だって、統一教会のあれでして、日本の保守って韓国の保守と繋がってるけど、それはそれで一部の人たちということなんでしょうか。この辺の権益とかパイプとか、どうなってるんでしょうか。それとも切れたのか。