はあちゅうさんと岸勇希さん

 はあちゅうさんっていうと10年くらい前からずっとウォチの対象として有名でして、おはら汁とかでいじられてた記憶がある。ここ最近の騒ぎを見るとあの頃を思い出しますね。個人サイト、テキストサイトの終焉とブログの黎明期の喧騒の中での出来事だったと思い出されます。

 久しぶりにはあちゅうさんが炎上するのを見て感じたことなどを書いてみます。オチはないですし、特にはあちゅうが好きだとか嫌いだとかいうこともないです。

 

 はあちゅうさんがセクハラされたとかは、それは大変でしたねと同情するし、はあちゅうさんが童貞いじりをしたとかはそれはそれでヒドいですねって思うわけですが、それとして、この人は猛烈に文章を書くのが下手糞で、それはそれはこの人なんで慶應大学に入れたんだろうと思うくらいなんですよね。しかも文系学部なんでしょ?

 このことについては、私の認識不足も
あったと思っていますので
こちらの記事にて謝罪させていただきます。

(中略)

童貞というデリケートな言葉を軽々しく使ったことで
傷つけてしまった方に深くお詫びするとともに
今後は個々人が持つ言葉のニュアンスの違いに気を付けて発言するよう、
意識を引き締めていきたいと思います。

 なんか物凄く目が滑って読んでて何いってるかよくわからないです。あとは随所に揚げ足を取られるような書き方が見られて、本当に脇が甘いなと、謝りの経験値低いなと思うのです。

 これでそこそこの大学でて、有名な会社で仕事して、その後フリーで働いてるという経歴らしいんですが、それまでの過程で必要であった会社勤めする人として当然の文書作成能力とか身につけられなかったのでしょうかね。それともそれを仕込む人がいなかった、つまり指導者に恵まれなかったんですかね。

 

 それはそれとして、記事にリンク直接貼るとはあちゅうさんのホームページとかブログのアクセス数が上がっちゃうから魚拓にリンク貼ろうぜ。

 

 まあそういう下品な話はいいとして、はあちゅうさんがこういうトンチンカンなことしてると結局一番の獲物がトカゲの尻尾を切ってどこかに逃げてしまうわけですよ。結局インターネッツの中の正義感に溢れる人たちの本当の獲物ははあちゅうじゃなくて、岸勇希さんなんじゃないですか?違うんですかね?本当にこの騒ぎで岸勇希は追い込めたんですかね?なんかはあちゅうさんが巨大な壁になってもはや岸勇希さんの方には注目がいってないんじゃないでしょうか?

 はあちゅうさんは師匠のピンチに自ら壁になって立ちはだかってイナゴの大群を食い止めるなんて本当に師匠思いのいい弟子だと思います。僕もこういう部下とか、後輩とか欲しいです。散々disってこき使って、セクハラして、女紹介させてとかしても自分のピンチのときにはその部下が壮大に墓穴を掘って自分はあまり風当たり強くないみたいなの。

 まあね、今の時代ああまでわかりやすい逃げ方を打つ人って珍しいですよね。

 炎上に対する対応方法は昔から数ヶ月静かにしていることか、適当な代理店にわざと炎上案件に油を注ぎながら巧妙に他の方向に誘導するものと相場が決まってるんですが、今回は有能な元部下のおかげでfree of charge目を自分からそらすのに成功したのではないでしょうか。それともはあちゅうに金払ったのかな。知らないけど。

 まあそもそも岸勇希さんみたいな上流階級の方が我々みたいなゴミの目の届くところに降臨されるわけもないので、別にはあちゅう砕氷船とか、壁になる必要もなくて、あの中身のない反省しているというポーズの社長やめましたの連絡を出しておけば治ったんですよね。敵ながら天晴れならぬ、味方ながらバカなんですよね。作家なのにな。

 

 あとみなさん割と言及してないけど、岸勇希さんの刻キタルという会社の代表取締役辞任についてのお知らせがビジネス上の文書の体をなしてなくて凄いです。これ、学卒1年目のガキが出してくる下書きレベルじゃねーの?あの業界の人たちってみんなこういうノリで仕事してるわけですか?それとも岸勇希さんだけ飛び抜けて脇が甘いんですかね?

 ざっと見ただけで、

  • 文書の発行日時が書いていない。
  • 誰が発行した文書か書いていない。
  • あれば文書番号を書くけど、当然そんなものはない。
  • あれば書くものだけど、宛先が書いてない。
  • 取締役を辞任したいという申し出を誰が受けて、誰が受理したか書いてない。
  • 辞任する職に代表取締役が書いてありながら、合わせて取締役も辞任しますと書いてある。結局何を辞めるの?

という感じの面白い文章になってて、よっぽど慌ててたのか、よっぽど非常識だったのか、なんか見ていてとても面白かったです。