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半島有事なんていうものがあるのかということ

 ここ数日北朝鮮が色々と色々なことをしているけど、本当に半島有事なんていうことが起こるのか。起こることはないということについて、昔は日本がアメリカと戦争するメリットはないから日本が戦争に進むことはないだろうと言っていたけど、そうではなかったから、やはり今回も何かあるという人がいるけれど、それはどうも違って、昔のケースではアメリカは日本を仮想敵としていて、第一次世界大戦の末獲得した日本の島嶼部を少しずつ侵食して、いずれフィリピンまで至るべきなんていうことを海兵隊の人が書いていたりして、それはどっちが最初の一発を殴ったかというだけのことである。想定外だったのは山本五十六がフィリピンではなくハワイを叩きにいったことであり、それ以外は概ね彼らの想定の範囲内でことが進んだはずである。何しろ奴らの目的は日本をソ連から引き剥がすことだったんだから、大成功だった。おめでとうございます。ルーズベルトよ世界を返せと言いたい。

 それはそれとして、今の状況といえば、北朝鮮がやきもきしていて、世界の中ではどうも北朝鮮のお守りということになっている中国に対して、なんとかして出来の悪い弟の始末をつけろとアメリカと日本が言っているという状況である。ここでの問題は、

  1. 北朝鮮は何が問題でやきもきしているのか。北朝鮮は核ミサイルと言われているものをチラつかせて何を手に入れたいのか。食料と燃料なのか。それとも武力で国境線を変更しようとしているのか。まあ国境線を変えようとして、実際に変わるのは中国との国境か、ロシアとの国境か、韓国との国境である。そもそもミサイルを日本とかアメリカに打ち込んで何か得られるものがあるかというと、多分ない。
  2. 何か目的があって国外に打って出るとして、北朝鮮が戦いを挑んで分がありそうなところはどこなのか。アメリカ以外の日本、韓国、中国、ロシアに対しては案外局所戦ではうまくやるんじゃないだろうか。
  3. 実はみんな北朝鮮を叩いているように見えるけど、それは実はただの藁人形であって、北朝鮮をうまく制御できない中国を追い詰めようとしているのではないか。
  4. 北朝鮮が飛んで一番困ることは何かというと、北朝鮮のど貧乏な貧民が陸伝いに国内に侵入してくる、いわば貧民風船爆弾であり、EU諸国がシリア問題で受けたアレである。あれはアメリカのEUに対する嫌がらせだと思っている。ちなみにど貧民も行く先は選びたいもので、先進国に行きたがるし、先進国はど貧民の難民が来るのは御免である。そういう意味で今それが一番困るのは韓国と中国ではないだろうか。日本は幸い海で隔てられているから貧民風船爆弾は飛んでこない。
  5. 北朝鮮から核兵器が飛んでくるって、なんのためにイージス艦買ったと思ってるんだ。

こう考えると、北朝鮮が破綻して一番ダメージを受けるのは実は中国と韓国な気がする。ちなみに、一番ダメージを与えやすいのも韓国と中国。だから、韓国も中国もどちらも今は日本よりも大分焦ってるのではないだろうか。

 そういうことで、アメリカが北朝鮮に言いがかりをつけて崩壊させたとして、貧民風船爆弾を中国と韓国にバラまくことができるわけだから、やはりこれは中国に北朝鮮をなんとかしろとプレッシャーをかけつつ、最終的には北朝鮮を壊滅させて中国を韓国もろとも葬り去ろうとしているアメリカの腹黒い企みなのではないかと思う。

 思えば奴らはイラクを潰して石油取引の世界からユーロを退場させて、シリアから東欧を経由して欧州に貧民風船爆弾を撒き散らさせている悪党なのだからこのくらいは考えそうなものだと思う。