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今更SalyuのAndroid & Human Beingを聞いている

 Salyuを初めて聞いたのは10年くらい前のことだったと思う。そう思うとかれこれ10年以上も音楽でメシを食ってるのだから大したものだと思う。

 ともあれあれは10年くらい前に、大学院生だったときにとある大学の女性の先輩と付き合うんだか付き合わないんだか物凄く曖昧な関係のままだらだらと2年程過ごしていたときのことだった。昔風に言うとすると友達以上恋人未満とかいうやつになるだろうし、今でもこの手の話は男女の間に友情は成立するかみたいな命題として生き残っているけれど、そのときは自分なりに真剣だった。真剣に付き合うか付き合わないか、付き合うとして、告白するべきかとか悩んでいた。

 結婚して子供もいる今となれば児戯に等しいもので、今ではもう何でそんなことで悩む必要があったのかよく分からない。

 で、そのときに、その頃にその女性がSalyuの歌を歌っていて、勧められた。あからさまに薦められた訳ではなくて、仄めかされたのだと思う。昔から人の言うことは字面通りにしか解釈できない人間なのだけれど、きっとそういうことなのだと思う。そういう性質な訳だから何だかよく分からないまま2年ほど戸惑っていたのだと思う。

 結局のところはその女性といると妙に身内に事故が多かったりして、なんかよくないんじゃないかと思っているうちにその女性は別の相手を探していつの間にか結婚していたし、私は私でそうこうしているうちに妻と出会って、それからいく年かして結婚した。その女性とはその後で一回だけ会って、そのときに自分が結婚したことをいうと素っ気なくふーんと言われ、別の人が妻がそれなりにできた妻であるというようなことを言うと、へーと言われた。相変わらず人の言うことを額面通りにしか受け取れないので、特に興味はもたれなかったのだと思っている。ちなみにそう言う発言をした人は私とその女性が付き合いかけてたことは知っていて、何でそんな話をするんだろう、まあ過ぎたことだからいいかと思ってた。

 そういうようなことがあって、それからSalyuを聞き出して、結局今でも聞いている。たまにライブに行くと圧倒的な女性比率にビビるところで、普段はプログレとテクノを聴いていた境遇からするとそのライブの様子は圧巻とかいいようがないくらい拗らせがちな女性であふれていた。ライブハウスなんかでは痴漢に間違われないのに必死である。

 そんなことはどうでもよくて、Salyuというのは歌謡曲とかポップスとかの歌手にありがちな歌に思いを込め過ぎたり、解釈が凝っていたりとかいった外連味のない素直に歌う人でこの一点を以って日本のポップスの中の白眉と言える。歌の上手い人はそれはそれは沢山いるけれど、そういう素直な歌い方のできる人というのはそれほどいないと思う。それはよく引き合いに出される歌声があるからこそなせる業なのか。

 聴き始めたのは彗星からで、その後発表されるアルバムではそれぞれに代表的と思われる楽曲がある。例えばMAIDEN VOYAGEはLIBERTYのためにあるような気がするアルバムだし、PHOTOGENICには震災からの再生の意味の込められた悲しみを超える色がある。

 それに対して今聞いているというか、最近買ったAndorid & Human B

 

Android & Human Being 初回盤 (2CD)

Android & Human Being 初回盤 (2CD)

 

 

eingは割と全部好きな感じで、また新しいフェーズに入ったのを感じる。