安倍首相と東京-ロンドン弾丸列車計画

 その昔、戦前の頃でしょうか、大阪からロンドンまでの列車の切符なんていうものがあったらしいです。大阪から下関まで行って、そこから船で釜山へ行って、そこからシベリア鉄道なりを使って16日掛けてフランスのカレーだかノルマンディまでいって、船でイギリスに渡ってロンドンまでいくルートがあったらしいです。

 翻って、最近はモンゴルと日本の関係が良好であるというのが取りざたされていたりしますが、安倍首相が再びその計画を持ち出したんだそうな。

 この場合ネックになるのは、日本海を渡るのと、ドーバー海峡を渡すことな訳ですが、ドーバー海峡はもう既にユーロスターで渡れる訳で、じゃあ下関と釜山はとなる訳ですが、ここで日韓トンネルというのがありまして、麻生副首相とか、その辺の某宗教団体と関係が深い方々が議員連合として参加してたりします。

 中々この計画も面白いものですが、どうなんでしょうか。政治的にも鉄道的にも。

 そういえば、青函トンネルが出来て、それまで北海道内でしか流行ってなかったエキノコッカスが東北地方北部でも見られるようになったとかいうのがあって、何でかって、どうやら北海道の狐が青函トンネルを使って本州まで来たからじゃないかとかいわれてまして、日韓トンネル作るとしてそういうことも起こるんでしょうか。

 まあ個人的には日韓トンネルは勘弁してもらいたいもんですが。

安倍首相がトルコで語った「夢」

「さあ、次は東京発イスタンブール、そしてイスタンブールからロンドンにつながる新幹線が走る夢を一緒に見ようではありませんか!!」

 なんとアジア・欧州横断鉄道構想をぶち上げたのだ。しかも日本の優れた技術の象徴といえる新幹線を走らせるという。こんな壮大な「夢」に対し、聴衆からは大きな拍手と歓喜の口笛が起こった。

 実はこれ、安倍首相が初めて口にした夢物語ではない。戦前の日本も一時、同じような計画を構想していた。

 少し想像を働かせてみたい。東京とロンドンの距離は直線にして約9500キロメートルある。鉄道は当然地上をうねりながら走るから、少なくとも倍相当の距離になるに違いない。新幹線の時速を270~300キロメートルとして、走りっぱなしでも丸3日間はかかるから、「寝台新幹線」が必要になるだろう。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131103/plc13110318000003-n1.htm