麻生副首相のナチス発言について

 以前、ドイツで歴史学の研究をしてるという人の話を聞いたことがあって、で、日本で、満州事変とか、あの辺の研究をしてますといわれても、多少変な人だなくらいだけど、ドイツで、第二次世界大戦の前のナチス党の歴史を研究していますというと、村八分に近い扱いを受けると聞いたことがある。

 某国際的な圧力団体が逆さ卍を世界から放逐しようと頑張ってる甲斐があって、少林寺拳法のロゴが変わったり、某出版社の雑誌が廃刊に追い込まれたりしたりする事情を鑑みれば、障子に目あり、壁に耳ありなのは分りきっているのに、あの立場の人間があのような発言をするのは迂闊では済まなくて、なんかもう本当は政治家辞めたいんじゃないかとか、勘ぐりたくなるレベルです。

【ベルリン篠田航一】麻生太郎副総理財務相は1日、憲法改正に関連しドイツのナチス政権を引き合いに「あの手口、学んだらどうかね」と講演で述べたことについて「誤解を招く結果となった」として撤回した。ナチスによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の反省から、ドイツでは現在、ナチスを賛美する発言や集会は刑法で禁じられている。

(中略)

 ドイツでは、ナチス賛美を容認しない空気が広く社会に浸透している。2007年にはナチスの家族政策を称賛したテレビ司会者の女性が番組を降板する騒動があった。

http://mainichi.jp/select/news/20130802k0000m030066000c.html 

  こういうことで、ドイツというのは某圧力団体が一部の言論を取り仕切る恐るべき言論統制社会であり、それに対しては大変センシティブな社会であるからして、このような批判は当たり前で、それをOECD加盟国の副首相が知らないとか、ないわー、みたいな感じです。で、だから、報道が居るところでそういうことをいうと、親の難き取ったみたいな感じで騒ぐのが出る訳ですから、日本が騒げば某国も騒がざるを得ないとはよく言ったもんで、こうボケられたら突っ込まざるを得ないのですよね。今更ですけど。

 

 で、話変わって、麻生太郎さんは岸信介さんの関係で、某統一教会との関係があり、一方で、韓国、中国には毅然とした態度を取ってる訳ですけど、韓国内での統一教会ってどういう扱いなんでしょうか。

 そのパイプの成り立ちといえば、共産主義の脅威から日本を守るために、保守政党たる自民党の支持基盤を盤石にするため、保守系団体であれば猫も杓子も協力を求めた時代に勝共連合だけが名乗りを上げたので、そこから関係を始めたらしいので、利害で結ばれてるってことなんでしょうが。じゃあ統一教会が自民党に対してどのくらい政治的な影響力があるんでしょうか?因にいまの首相と副首相共に統一教会に関係があるといわれてる人達ですが、表向きは韓国に毅然と対応してるように見えて、裏ではきちんとパイプがあって、ただ単に芝居打ってるだけなんでしょうか。

 日本の保守と統一教会の関係もさることながら、韓国での日本へのパイプがどのような人達なのかも気になります。