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中国その2

中国 感覚的な話

 そういうことでまた中国に来ました。

 待ちです。超暇です。暇でもないんだけどな。今回は南のほうに来ています。香港と海南島の間くらい。仕事でなければまず来ないですね。

 で、また中国なので、例によって英語が全く通じません。電話で英語が通じる中国人に通訳してもらいます。そう考えると日本は日本人全員が英語で「こんにちは」「さようなら」と1から10までの数字が言えるんだから大したもんです。中国ではどうやら大学入って英語の勉強をする学科に行くか、英語の専門学校行かない限りは英語を学ぶ機会はないみたいです。

 それでも英語できる中国人は日本人よりもよく英語を喋れるので大したもんです。

 

 さて、また中国にいるので例によって適当に暮らすわけです。

 食い物もなんとなく分かるから漢字のメニューを指差してとか。それでも漢字読めるのでなんとなく分かるから助かります。あとアラビア語ベンガル語とタイ語を学べば世界中どこでもいける気がする。日本人は漢字がわかるアドバンテージがあるからかなりでかいです。なんといっても普通に高校を卒業するだけで、英語と漢字を学び終えてるわけで、これで世界の半分にはアクセス可能です。それにアラビア語とフランス語とスペイン語を学べば世界中どこでも何とかなるでしょう。フランス語もスペイン語も似たようなもんですから、なんとなく分かる。文章読む分には。

 また、韓国とかベトナムは漢字の学習コストが高いからといって、漢字を使わないようになりましたが、あれはとてももったいないことだと思います。確かに同じ時を使ってるだけで、民族習慣は全く違いますが、なんとなく通じるところはあります。それに中国のすばらしい古典をその気になれば読むことが出来る。

 われわれは中国から入ってきた李白とか、杜甫とか、屈原の詩を学校で学んで知っており、なんとなく中国的な世界観が分かりますが、それを踏まえて中国に来ると、また更に別の漢字の世界がそこにはあって、あれはあれで踏み込むと抜け出せなくなる迷宮です。興味深いですが、仕事の領分を踏み越えるのは面倒なので、やらないですが。例えば苗字も我々日本人は2文字の苗字が多いですが、彼らは1文字で、李とか、張とか、沈とか、多いです。南のほうは。北へ行くとまた別の苗字ですが。勧告なんて大概は李か、金だから、まあそんなもんかという感じですが。

 このように中国には自国だけで語るべきトピックが多いものなので、それだけで自分の国が世界だと思ってもそれはそれでいたし方がないところがあるとも思います。かといって、そこからくる大国主義的な態度や、周辺諸国への領土的野心を隠さない態度、日本への政治的な敵対的態度は頂けません。

 

 あくまで中国人個人はいい人が多いし、彼らに政治的な信条なんてないし、慣れれば自由で暮らしやすいところではあります。ただそれと専制主義的な国家体制は別とも思います。それでもここまで人が多くて、そいつらがみんな自由気ままなとなるとこのような専制君主体制になるのもむべなるかなといったところでしょうか。

 中国がそのような政治体制を克服して、面倒なことを言わない普通の国になればそれは人間社会の統治のあり方を根本から変えるようなことになると思うんですが、まあそうはならないんだろうなあ。