5年前に買ったMacBookProのOSを入れ直して環境を整備し直す日記その1

 今日はとりあえずHomebrewを入れた。奥村先生のホームページにある通りにやった。普通にインストールできた。凄い。最近は楽でいいです。

macOS

 PATHには既に

/usr/local/bin

がPATHの銭湯に入ってたので特に何もしてない。しかし最近は仕事でWindowsしか使ってないので、Linuxのコマンドをものすごい勢いで忘れている。

 

 あと、戯れに、ターミナルで、

cc

と打ったら、gccは入ってないからインストールするかと 言われたので、インストールするといったら勝手にgccとg++が入ってた。あとはGfortranを入れないといけない。ただ、プログラム組む前にエディタを入れないといけないので、とりあえずemacsを入れる。

 いろいろ面倒なので、Homebrewでとってくる。

brew cask install emacs

これだけでいつの間にかApplicationフォルダにemacsが入ってる凄い。その後パッチ当てて、でもMetaキーはEscに割り振られてて面倒なので、~/.emacs.d/init.elに以下を加える。

(when (eq window-system 'ns)
  (setq mac-command-modifier 'meta))

 これでCommandキーがMetaキーになる。今日はとりあえずこの程度。あとはTeXYatexRubyPythonを入れれば大体終わりかな。

フィリピンのミンダナオ島のISこと

 昨日とか今日くらいからフィリピンのミンダナオ島でISとフィリピンの軍隊が戦闘状態にあって大変だみたいななってる件について。数年前まで仕事でよくフィリピンに行く機会があって、Facebookに少なからぬフィリピン人の知り合いがいるので、多分他の人よりフィリピンの事情には詳しいのではないかと思うので、少し書いておこうと思う。

当のフィリピン人は騒いでるの?

 というと、全然騒いでない。Facebookでは。でも彼らはとても熱しやすいので、もし国家的な問題となっていたら物凄く騒ぐと思う。因みに、この前のフィリピンの大統領選のときは凄かった。今回はあまり誰も何も言ってない。

 因みに、Togetterでは国民の知る権利がないがしろにされてるとか言われてて、最初はそうなんだ、それは困ったことだと驚きて、勢い込んで見てみたけど、するとどうでしょう、ことが起こってるのがミンダナオって聞いて驚くのをやめた。

フィリピンミンダナオ島マラウィ市がISに軍事制圧されているという事実

togetter.com

そして、ググると、Newsweekがこんな見出し。

特別リポート:アジアに迫るISの魔手、比ミンダナオ島の衝撃

www.newsweekjapan.jp

 

それはそれで本当に我々の知る権利は犯されていたり、日本は東南アジアには冷たいの?

 それは新聞では話題にならないかもしれないけど、割とみんな知らないだけでミンダナオなんてしょっちゅうイスラム過激派とフィリピン軍が鍔迫り合いをしているので、それはそれでめずらしいことでもない。ただ、今回はISが絡んでいて、それを報じないのはちょっと日本のマスコミはセンスがないなあとは思う。所謂、「知らせない権利」とか、東南アジアに対して冷淡であるということは多分なくて、ISが絡んでいなければああまたねみたいなものなのだと思う。ただ、でも、ISがミンダナオで大規模な事件を起こしたことを報じないのはそれはそれで壊滅的な取りこぼしであるとも思う。苟も日本とフィリピンは割と利害を共有する所も多いわけだから、こういう感受性はあったほうがいいかも。なくてもいいのかもしれないけど。

 それはそれ、メディアはメディアとして、役所はちゃんと仕事してます。

 海外旅行行く前に必ずチェックしないといけない外務省の海外安全ホームページを見るとミンダナオは渡航中止勧告が出てます。これってしょっちゅう変わるから、キャプっておくと、こんな感じ。

 f:id:S-ili:20170617001431p:plain

海外安全ホームページ: 危険情報詳細から本日分をスクショした

 ミンダナオの西半分がオレンジだけど、オレンジは渡航中止勧告です。この上に赤があって、赤は退避勧告で、これはイラクとかアフガンくらいしかなかったと思う。つまりこの程度には危険であるという風に政府は認識しているということです。

 

で、何が問題なの?

そう。今回大事なのは失礼だけど戦闘状態に陥ってることではなくて、ついにフィリピンでも大規模なISの大規模な活動が始まったことなんですね。

 もともとフィリピンの南部はインドネシアとかマレーシアとかいうイスラムの国々と近いことからも、フィリピンの国内でもイスラム教徒が多い。特にミンダナオ島の西半分はイスラム教徒が支配的であり、それと元からのイスラム過激派がずっと活動をしていた経緯がある。アブサヤフといった組織は聞いたことがあるかと思う。彼らは山に篭ってゲリラ戦を仕掛けてきたり、山賊行為や、誘拐を仕掛けてくる。

 そんなこんなでミンダナオは常に治安の不安を抱えながらも、ときにはそういった武闘派な方々との内紛が絶えないという背景がありました。

 それはそれで問題だけど、数年前にISが出てきたときに、ミンダナオ出身の友人が言うには、どうやらISが東南アジア方面にもきていると言うようなことを言ってた。もちろんその友人の彼はキリスト教徒であり、彼らはイスラムが嫌いなので、どうせいつものイスラム嫌いだろう思っていたけれど、今思えば彼は割と自分の故郷に差し迫った身近な危機として捉えていたのかもしれない。ただし、ミンダナオはいつもフィリピンにとってのイスラムや、領土的野心を全く隠そうともしないインドネシアとの勢力争いの最前線でもあり、いつも新しい組織が乱入してくる。

 今回新たにミンダナオに入門してきたISはこれまでのアブサヤフとフィリピン軍との間の拮抗した、ある意味で不安定な安定状態に陥るのか、それとも東南アジアの勢力図を塗り替える奇貨になるのか。よく分からないけど、ただ、そういうことは隣国のインドネシアも望んでいないので、珍しくフィリピンとインドネシアが協力できる点なんなんだろうけど、問題は、あいつらすげえ仲悪いんだよなあ。

 まあ今度ミンダナオの友達に聞いてみよう。

 ちなみにこういったこともちゃんと外務省の海外安全ホームページに載ってます。すごいな外務省。ただ書き方が硬いから読みづらいけど。

(3)テロ情勢
ア フィリピンには,イスラム系武装組織(アブ・サヤフ・グループ(ASG),マウテ・グループ,アンサール・アルキラファ・フィリピン(AKP),バンサモロ・イスラム自由運動/戦士団(BIFM/BIFF),モロ民族解放戦線ミスアリ派(MNLF-MG),ジュマ・イスラミーヤ(JI)等)や共産系反政府武装組織(新人民軍(NPA))等多くの過激派組織が存在します。イスラム系武装組織による無差別爆弾テロ事件,身代金目的の誘拐事件等が発生しています。また,NPAは「革命税」を徴収するとの名目で企業や富裕層に対する恐喝等を行っています。

イ 上記のイスラム系過激派組織の中には,ISIL(イラク・レバントのイスラム国)への忠誠を表明している組織が存在します。2016年,ISILはASGの幹部を地域の指導者に任命したと発表しているほか,「ISILフィリピン」を名乗る武装集団が自国におけるジハードの実施を呼びかけるなどした動画が公開されています。また,ISILは,フィリピン国内の事案に対する声明の発出をはじめ,他国の戦闘員に対しフィリピンへの集結を呼びかける動画を公開するなど,フィリピン国内組織との関係構築をうかがわせる事案が発生しています。ミンダナオにおける軍の掃討作戦においては外国人戦闘員の存在が既に確認されており,今後,これらの組織がテロ活動をさらに活発化させる危険性があります。
 テロ撲滅のため,治安部隊による反政府武装組織に対する掃討作戦が展開されている中,5月23日,ミンダナオ島西部,南ラナオ州マラウィ市(危険情報レベル3の地域)においてマウテグループメンバーらによる市街地占拠事案が発生しました。市街地に所在する州庁舎や学校などの占拠事案や当局による奪還作戦に伴う両者の交戦により,市民を含め100人を超える死者が生じるなど,混乱が続いています(5月末現在)。このような事態を受け,フィリピン大統領府は,同23日付で,ミンダナオ地域(ダバオ市ジェネラルサントス市等都市部並びにスールー州、バシラン州及びタウィタウィ州を含む)に対する戒厳令の発出を発表しました。戒厳令に伴う政府の措置の全容は,5月末現在,明らかとなっていませんが,都市部において市民の身分証明書の携行が義務付けられているほか、西ミンダナオの一部地域において夜間外出禁止令が発出されています。加えて、今後,在留邦人や旅行者の日常生活や滞在に影響が及ぶ措置が執られる可能性もあります。

海外安全ホームページ: 危険情報詳細より

 

フィリピンのこと

 ここで、しばらく行ってないけど、フィリピンのことをまとめとこうと思う。因みにいつでも行き先の国のことを調べるのは外務省のホームページが基本です。便利な時代になったものです。

 

 フィリピン基礎データ

1 面積

299,404平方キロメートル(日本の約8割)。7,109の島々がある。

2 人口

約1億98万人(2015年フィリピン国勢調査

3 首都

マニラ(首都圏人口約1,288万人)(2015年フィリピン国勢調査

4 民族

マレー系が主体。ほかに中国系,スペイン系及びこれらとの混血並びに少数民族がいる。

5 言語

国語はフィリピノ語,公用語はフィリピノ語及び英語。80前後の言語がある。

6 宗教

  注目するべき点は、面積と人口で、割とどちらも日本に近いことと、だけど、若い人が多くて、人口爆発している点。しかしそれでも人口ボーナスをうまく生かせていなくて経済が割と出稼ぎ労働任せになりがちなところ。と、あともう一つは、キリスト教国だけど、南部のミンダナオ島にはイスラム教徒が多い。これが割と色々と諍いの元になっているらしい。因みに僕の知ってるフィリピン人はみんなイスラム教徒が大嫌いです。その割にはルソン島でもそれなりにみたけど。溶け込んではないけど。

  ちなみに、フィリピンは島国で、たくさん島があります。

 多いので、北からルソン島セブ島ミンダナオ島くらい覚えておけばいいと思う。

 他にも、レイテ島なんていうのは太平洋戦争で重要な拠点だったし、イロイロ島なんていう面白い名前の島もある。

  北にあるルソン島は台湾に近くて、中国とも小競り合いをしているところで、首都マニラがある。マニラまでは日本から大体飛行機に4時間乗ると着く。最近はANAとフィリピン航空がコードシェアしてて、ANAでチケット買うとフィリピン航空の飛行機に乗せてくれます。あと、安全の関係からフィリピン航空はEUの空港に発着できないので、欧州系のエアラインはマニラの空港ではみられません。欧州からフィリピンに行こうとするとアジア経由か中東経由になって、とても辛いです。

 首都マニラはそれはそれは渋滞が酷いところで、空港を出て市街まで行くのに下手をすると1時間半くらい時間がかかります。電車なんていうゆとりな乗り物はありません。まあ割と親しみやすい汚いアジアです。ただ、子供連れてくときは誘拐に注意しましょう。基本的に親切な国民性ですが、それは仲間認定されると親切にされるだけで、基本モラルはなってないです。

 中部のセブ島は観光地で有名で、なんで観光地で有名になったかというと、セブの知事が徹底して治安対策をしたから犯罪率が下がり、それで欧州の旅行者を呼び込むのに成功したみたいです。ただ、メトロセブと空港のあるマクタン島と、セブの北にあるマラパスカ島以外は割とハードボイルドな感じで、セブも北部に行くと普通に山賊がいたり、殺し屋稼業をしている人もいます。

 セブもルソン島も最近はリタイアした日本人が身の回りの世話をしてくれるメイドさん付きの高級コンドミニアムをこういったあたりに求めてたくさん出てくるみたいです。ただ、日本人経営のホテルとかの半分は日本で食い詰めた稼業人のシノギになっていたりします。ちゃんと仕事してくれてたらいい訳ですが、反社と繋がりがないかというと断言できません。勿論我々の暮らしも友達の友達の友達くらいまで辿れば本職のみなさんにまで簡単にたどり着けるけど、それに気がついていないか、気がついていないふりをしているだけなわけです。だから法に触れない範囲で、安全が確保できていればいいのかなあとも思います。

 それはそれとして、やはりルソン島セブ島も日本人が進出してきているし、韓国人や中国人もたくさんいます。なんとく韓国の人が多いです。ただ、フィリピン人はイスラム教徒、中国(中国人が嫌いなわけではないみたい)、韓国人の順番に嫌いなので、割と険悪なようです。最近ではセブに英語の勉強に行く人もたくさんいますね。確かにフィリピンで飯食ってるとアメリカとかに留学してたであろうシュッとしたおねーさんがアメリカ人みたいな英語で応対してくるので結構ビビります。

 セブはというと、中心街のショッピングモールは圧巻です。が、まあ小ぎれいな感じはあまりしない。それと少し離れたところに繁華街があって、繁華街と中心街を分けるのは察してほしい。で、繁華街はマンゴーストリートというのだけれど、そこは日本人向けのクラブと、韓国人向けのクラブと、欧州系の人の行くクラブが分かれてて、いい感じに案内してくれます。個人的には本当に音楽と酒だけのクラブに行きたいのだけれど、どうしても必ずおねーちゃんが付いてきて、別にそういうのいいんだけどなあと辟易することもある。好きな人は好きですけどね。あるときマンゴーストリートに一緒に行った若い男の子はすごいはしゃいでた。

 そういう女遊びよりは個人的にはバナナとかマンゴーとかパイナップルが氏ぬほど上手いことをここで強調しておきたい。どのくらいうまいかというと、日本に帰ると、日本で食べるバナナとかパイナップルを同じ食べ物と認識できなくなるくらいうまい。やっぱり木で熟した完熟の果物は現地でしかたべれなくて、そして強烈にうまい。これだけのために金を払ってもそれはそれで価値があることだと思う。バナナなんかはむいたときの色が違くて、日本で食べるバナナは身が白いけど、黄色くて、味が濃い。他にも炊いて食べる用のバナナとか、ある。

 

フィリピンとイスラム

 南部ミンダナオのダバオ市はフィピリン第二の都市で、そこからブチュアンとか、スリガオとかいうミンダナオ島内の代表的な都市があります。これらの都市は島の東側にあります。一方で、西側はというと、あからさまにイスラム風の名前の街もあれば、スペイン植民地時代のスペイン語風の名前の街もあります。そういう街は大体今はイスラム教徒の街になっていて、キリスト教徒にとっては危険な街なんだそう。

 で、ミンダナオもイスラム圏以外は安全かというと、そうでもなくて、ダバオは、ダバオ出身者に言わせるとマニラより安全だっていうけど、そうでない人は、ダバオもマニラも同じようなもんだとも言います。なので、もともとミンダナオ自体があまり治安がいいわけでもないみたい。

 そして、それらの騒擾は貧しいイスラム教徒がインドネシアにそそのかされてやっているというように思っている節があるみたいで、必ずインドネシアとセットでイスラム教の脅威とミンダナオの治安の悪さが引き合いに出される。武力衝突も大体いつも起こっていて、インドネシア自体も領土的野心を隠さないので、割とイスラム教徒はフィリピンの中では形見が狭いのだと思う。

 ただ、ここ最近はルソン島でもイスラムの人を見るようにもなった。必ずしも街に溶け込んでる様子もなく、イスラムの人はイスラムの人でまとまってこじんまりと生活してるようにも見える。こんな風に歴史的な経緯からも地理的にもイスラムを脅威と捉えながらもやってるみたいです。

 ちなみに今回ISに占拠されたマラウィという街はどうも地図を見るにミンダナオの西半分側にあり、イスラム教徒が支配的な地域でもあり、反政府組織の活動が活発な地域でもあったようにも見えます。これとISが合流していよいよ活動を活発化されているということでしょうか。何れにしてもここまでくると日本の喉元にも近いこともあり、そろそろ気にしていかないといけない気もします。

VWのup!に乗った

 普段はGolfに乗ってるけど、車検の代車でup!がきて、ここ数日乗っている。

 色々と比べてしまうわけで、ついでと言ってはなんだけれど、up!のインプレッションをまとめとこうと思う。

 

よかったところ

  1. 燃費がいい。街乗りと田舎道の半々を走ってて大体24km/Lくらい。悪くはない。ただ、ハイオク使って筒内圧上げて燃費良くしているんだから当たり前でしょという感じもする。
  2. 吹け上がりも割といい。スタートダッシュは5ナンバーの小さい車の中ではここ最近の車の中では割とダントツだと思う。ただ、これもハイオク使って(ry
  3. 小さそうに見えるけど大人4人乗りでもあまり狭さを感じない。
  4. 剛性が高いので、それに伴ってか、高速安定性がすごい。この辺はよくできた欧州の車といった感じである。
  5. 見た目は割と洗練されていると思う。

 

あまりよくなかったところ

  1. 変速のショックが大きくて車酔いする。これは色んなところで書かれてて、本当にクソ。ただ、マニュアルモードで運転すると凄い良いらしいので、明日から試そうと思う。
  2. 上記に関連して、この車の狙ってるところは少なくとも日本市場ではちょっとしたお金に余裕のある家の女の子とかだと思うのだけれど、そう言う人たちがマニュアルっぽい変速をするかと言うと、多分しない。どれだけターゲットを絞り切れてるのかよく分からない。欧州であったり、中国とかなら割と女性でもこう言うメカメカした操作はしそうなので、そう言う地域ではいいのかもしれない。
  3. ライトが自動点灯しない。コストダウンのためだと思う。
  4. パワーウィンドが運転席と助手席しかない。コストダウン(ry
  5. サイドミラーは車の外から手で畳まないとたためない。コストダウン(ry
  6. 内装が安っちい。コストダウン(ry
  7. シートが安っちくて、自分の好きなポジションまでシートを倒せない。コストダウン(ry
  8. シートが安っちくて腰が痛くなる。Golfのシートはすごい自分の体にフィットして、そのためにGolfを買ったようなものだから、凄く目立つ。
  9. 高速安定性はあるけど、重心が若干高いので、コーナーで振られる感じがする。
  10. アイドリングストップ機能がない。

こうまとめると、不満な点がかなり目立って、特に変速のショックが半端ない。いかにGolfがよく考えて作られた車かが良くわかる。ただ、まあ、走りはいいと思います。ただ、走りがいいからと言って、このサイズの車に日本の消費者が走りを求めているかと言うとそういうことは多分ない。だらか、ハイオクを使うことと合わせてどこまで日本市場に受け入れられるかは凄く微妙。もしかしたら日本で売ってないVWのPassatの方がup!よりは評判がいいんじゃないかというくらい日本の市場にフィットしないと思う。このサイズだとコンペティターはFitとかVitzとかSwiftとかその辺だと思うのだけれど、日本の消費者だったら、このサイズの車なら間違いなく国産車を選ぶのだろうなあ。まあVW好きな人は好きだから一部の愛好家は使うのかもしれないけれど。と言いつつ、最近街でよく見るんだよなあ。

 

追記:今日はマニュアルモードで乗ってみた

 今日はオートマモードでなくて、マニュアルモードで乗ってみた。そうしたら、割とクラッチ操作のないマニュアル車みたいな乗り心地だった。これは割と悪くないと思う。マニュアル車に乗ったことがあるなら、こっちの方がいいだろうなあ。

 ただ、オートマしか乗ったことないと、これの操作はちょっと勘が掴みにくいかもしれない。

El Capitanをクリーンインストールする

 まだMacBookProなんて使ってるんですが、OSのアップグレードを繰り返していると、氏ぬほど重くなってきたので、いっそのことということで、OSをクリーンインストールしました。なんかここ最近はスマホとかクラウドなんていうものが流行ってて、もう昔気質の流儀は通じなくなりつつあって、時代は変わるものだなあと思います。時代は変わるものだなあと感じるのは、子供がいて、子供の手前自分は年をとったことになってないといけないから時代が変わったと感じるのかもしれません。

 ともあれ、もう結婚する前に買ったパソコンなので、だいぶ古いですが、当時はかなり大枚叩いて色々とアップグレードしたパソコンなので、今頃売ってるMacBookよりか若干スペックが高い程度です。Mooreの法則ももうあまり成り立たない領域に入ってきているのでしょうか。

 そんなことはどうでもよくて、OSクリーンインストール自体はググれば出てくるので、その通りにしました。つまりどういうことかというと、普通にOSをEl Capitanにアップグレードして、バックアップを取ってから、Command+R+起動ボタンで起動して、一度ディスクユーティリティで起動ディスクを削除してから、OSを再インストールしました。これ自体はAppleのサポートページに懇切丁寧に書いてありますし、いろんな人がインターネッツで説明してくれています。便利な世の中です。

 

 そうしてまあまあ軽くなったわけですが、なんかマウスホイールを回してもスクロールする方向が逆だし、Command+Spaceでことえりの入力切り替えができなかったり、カナ入力すると勝手に変換候補を挙げてきて少しウザかったりでちょっと手間取っています。他にも色々あるけど、一番ビビってるのがことえりの入力切替に困惑しています。

 それはそれとして、例によってEmacs入れたり、gcc入れたり、TeXyaTeX入れたりしないといけないんですが、macportとかfinkとかそういう時代じゃないみたいですね。Homebrewって言うんですかね?知りませんでした。って言うか知らない。とりあえず奥村先生のホームページを見ながらやることにします。

 しかし昔はこの手のパソコンに色んなソフトを入れたりして、環境を整えるのが楽しかったものですが、最近は自分の時間が限られていることもあり、あまり楽しい作業ではなくなってきてしまいました。

奥村先生のmacOSのページ

https://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/macosx/

 

北朝鮮のミサイルの向かう先

 以前フィリピンを訪問していたときに、北朝鮮日本海に向けてミサイルを撃って、そのニュースを聞いたフィリピン人がミサイルが怖いとか、北朝鮮はけしからん国だとかいうようなことを言っていた。日本人からするとフィリピンは北朝鮮からそれなりに離れているので、まずミサイルの射程外だろうという先入観があるので、彼らが来たのミサイルを恐れるというのは自大過ぎるものだなあと思ったりもした。でもよく考えると、フィリピンは台湾のすぐ先だし、ルソン島くらいまでは北朝鮮のミサイルは到達するので、射程範囲内にあるのだった。だから彼らがミサイルが来るかもと恐れるのはそれはそれで現実的なリスクではある。でも、やはり日本人からすると北朝鮮がフィリピンに向けてミサイルを撃つ理由なんて全然ないから、心配しなくてもいいんじゃないかと言おうと思ったけど、そうすると彼らのプライドを傷つけそうだからそうは言わなかった。

 ではなぜ北朝鮮がフィリピンにミサイルを撃たないと日本人が思うかというと、フィリピンと北朝鮮が利害関係があるようにも思えないし、お世辞にもフィリピンから各種援助を引き出すのも難しいだろうから、脅して金を取る線もないなと思うからである。

 

 翻って、我が国では自分のところにミサイルが飛んで来ると思ってる人がそれなりにいる。

 何故か?

 ミサイルを撃つぞと言って脅すのはそれなりにカツアゲには効くやり方ではあると思うけど、じゃあ実際にミサイルを撃つとなると、その瞬間に建前上は北朝鮮は日本とアメリカともしかしたら韓国を敵に回すことになり、勝ち目のない戦いにもつれ込むことになる。そういう選択肢を選ぶことが合理的かというと、そういうことは決してない。だから、北朝鮮のミサイルのうちいくつかは日本の方向に向かって展示されているのだと思う。

 じゃあ北朝鮮は誰に向かってミサイルを打とうとしているのか。そもそも何のためにミサイルを開発したのか。この2つが疑問だ。

 

 北朝鮮は半島国家であるから、地政学的には半島国家は陸軍と海軍の両方に金をかけないといけないので、単独での存立は難しく、海洋国家か大陸国家と同盟を結ぶ必要がある。そうでない場合は何か致命的な戦術がないといけない。

 韓国は伝統的に大陸国家と手を結んでいたが、明治以降はどうやら海洋国家の日本と緩く同盟関係にある。

 では北朝鮮はどうかというと、ソ連があるときはソ連と同盟関係にあったが、もうソ連はなく、冷戦構造の終焉がいよいよ露わになったあたりから核開発に手を染め始めたので、つまり致命的な戦術を手にして単独で存立することを選んだ。と思う。だから中国との「血の同盟」はあると思われていた方が便利だから否定しないという程度に利用している。のだと思う。

 あと、ちなみに人数だけで言えば、北朝鮮の方が韓国よりも兵力は大きい。

2 軍事

(1)基本政策
 北朝鮮の兵力は100万人を超えるとされ,その約3分の2を軍事境界線から100キロメートル以内に配置(米韓両軍の地上兵力は60万人弱)。北朝鮮は,兵器の近代化の遅れを補完する等の理由から,大量破壊兵器,ミサイルの開発・配備等を進めている。
(中略)
(4)兵力
 陸軍102万,海軍6万,空軍11万(ミリタリーバランス2014推定値)
(5)核・ミサイル問題
 2006年10月,2009年5月,2013年2月に核実験を実施し,2012年4月に改訂された憲法には,自らが「核保有国」であることが明記された。また,2006年7月,2009年4月,2012年4月及び12月,2014年3月,6月,及び7月並びに2015年3月など,弾道ミサイル発射も繰り返し実施してきており,依然として核・ミサイル開発に力を入れているものとみられる。

 北朝鮮基礎データ | 外務省

 

 そういうことで、北朝鮮のミサイルというのはただのこけおどしなのだと思うのが妥当な線である。ということで、北朝鮮は誰にでも等しくミサイルを撃つ可能性があり、少なくともフィリピンの方まで届く。ということは、中国のほぼ全土と、ロシアの極東、台湾、韓国、日本、フィリピンの一部、ベトナムの一部までが北朝鮮の脅しが効くか、あるいは本当にミサイルを打ち込める範囲になる。

これまた思わずうなずきたくなる理屈だが、現実はというと(1)北朝鮮は北京を射程に収める核ミサイルを保有している、(2)北朝鮮は地域の混乱要因であり、中国は戦争に巻き込まれかねない、という二重の意味で中国にとってマイナスだ。緩衝地帯どころか、中国の身を危うくしかねない火薬庫というわけだ。

www.newsweekjapan.jp

 

 

 そういうことで、北朝鮮のミサイルは日本を向いていると日本人は思ってるかもしれないけど、別に日本を向いているだけである。フィリピンの方も向いているかもしれないし、韓国の方も向いているかもしれない。みんな等しく標的になる可能性がある。

 では、標的になりたくないとか、または特にどこを狙うわけでもない抑止力としてのミサイルをド貧乏人が持ってたとして、それをどうにかしようとしたときに、例えばお金を払うから中国に向けて撃ってくれとか、ロシアに向けて撃ってくれと日本からオファーすることも有り得なくない話なのである。実際にみんなが意外に思うくらいに最近北朝鮮と中国が仲が悪く、実は戦力だけで言えば北朝鮮はそれなりに強い。もしかしたらいい勝負をするかもしれず、そうなると中国は大混乱に陥るわけで、中国に迷惑を被っている諸国はそれなりに感謝をすることになる。そういう経緯を経て、もしかしたら北朝鮮は親米、親日政権として生まれ変わる日が来るのかもしれない。

新入社員に伝える予定のこと

 今年も私の部署に新入社員が来まして、何をいうべきかって、まあ以下のようなことを例年通り言おうかなあと思ってる。去年とか一昨年に比べると大分マイルドになったと自分でも思う。

  1. うちの会社に来てくれてありがとう。あなたが就職試験を受けなかった会社はあなたに選ばれなかった会社です。
  2. 早速だけど、会社を辞めるときの手続き、作法その他。大体新卒で入って数年で半分くらいいなくなる。
  3. 有給休暇の制度について。休みたいときに休む権利があること。ただ、可能な限り仕事の都合を事前につけておいてほしいこと。
  4. 最初のうちは何はなくともメモを取る習慣をつけてほしいこと。記録を取ることはひいては言った言わないの話になったときに自分を守ることになること。
  5. 当面は定時で帰って、会社に来る習慣をつけてほしいこと。

あと追加があれば随時足してこうかな。

半島有事なんていうものがあるのかということ

 ここ数日北朝鮮が色々と色々なことをしているけど、本当に半島有事なんていうことが起こるのか。起こることはないということについて、昔は日本がアメリカと戦争するメリットはないから日本が戦争に進むことはないだろうと言っていたけど、そうではなかったから、やはり今回も何かあるという人がいるけれど、それはどうも違って、昔のケースではアメリカは日本を仮想敵としていて、第一次世界大戦の末獲得した日本の島嶼部を少しずつ侵食して、いずれフィリピンまで至るべきなんていうことを海兵隊の人が書いていたりして、それはどっちが最初の一発を殴ったかというだけのことである。想定外だったのは山本五十六がフィリピンではなくハワイを叩きにいったことであり、それ以外は概ね彼らの想定の範囲内でことが進んだはずである。何しろ奴らの目的は日本をソ連から引き剥がすことだったんだから、大成功だった。おめでとうございます。ルーズベルトよ世界を返せと言いたい。

 それはそれとして、今の状況といえば、北朝鮮がやきもきしていて、世界の中ではどうも北朝鮮のお守りということになっている中国に対して、なんとかして出来の悪い弟の始末をつけろとアメリカと日本が言っているという状況である。ここでの問題は、

  1. 北朝鮮は何が問題でやきもきしているのか。北朝鮮は核ミサイルと言われているものをチラつかせて何を手に入れたいのか。食料と燃料なのか。それとも武力で国境線を変更しようとしているのか。まあ国境線を変えようとして、実際に変わるのは中国との国境か、ロシアとの国境か、韓国との国境である。そもそもミサイルを日本とかアメリカに打ち込んで何か得られるものがあるかというと、多分ない。
  2. 何か目的があって国外に打って出るとして、北朝鮮が戦いを挑んで分がありそうなところはどこなのか。アメリカ以外の日本、韓国、中国、ロシアに対しては案外局所戦ではうまくやるんじゃないだろうか。
  3. 実はみんな北朝鮮を叩いているように見えるけど、それは実はただの藁人形であって、北朝鮮をうまく制御できない中国を追い詰めようとしているのではないか。
  4. 北朝鮮が飛んで一番困ることは何かというと、北朝鮮のど貧乏な貧民が陸伝いに国内に侵入してくる、いわば貧民風船爆弾であり、EU諸国がシリア問題で受けたアレである。あれはアメリカのEUに対する嫌がらせだと思っている。ちなみにど貧民も行く先は選びたいもので、先進国に行きたがるし、先進国はど貧民の難民が来るのは御免である。そういう意味で今それが一番困るのは韓国と中国ではないだろうか。日本は幸い海で隔てられているから貧民風船爆弾は飛んでこない。
  5. 北朝鮮から核兵器が飛んでくるって、なんのためにイージス艦買ったと思ってるんだ。

こう考えると、北朝鮮が破綻して一番ダメージを受けるのは実は中国と韓国な気がする。ちなみに、一番ダメージを与えやすいのも韓国と中国。だから、韓国も中国もどちらも今は日本よりも大分焦ってるのではないだろうか。

 そういうことで、アメリカが北朝鮮に言いがかりをつけて崩壊させたとして、貧民風船爆弾を中国と韓国にバラまくことができるわけだから、やはりこれは中国に北朝鮮をなんとかしろとプレッシャーをかけつつ、最終的には北朝鮮を壊滅させて中国を韓国もろとも葬り去ろうとしているアメリカの腹黒い企みなのではないかと思う。

 思えば奴らはイラクを潰して石油取引の世界からユーロを退場させて、シリアから東欧を経由して欧州に貧民風船爆弾を撒き散らさせている悪党なのだからこのくらいは考えそうなものだと思う。